赤字の店を建て直すプロジェクトに大抜擢&大失敗!その教訓から思うこと

ビジネスコラム

こんにちはあやとです。

5年ほど前、本業の小売業の方で赤字店舗を立て直すプロジェクトメンバーに大抜擢された時の事をおはなししたいとおもいます。

結果は、タイトルにもあるように大惨敗。

黒字化させることが出来ず、閉店と相成りました。

しかし、内側にいた当事者からすると、失敗した理由が如実に見えていたので、今後そういった事にならないよう、教訓を記にしておこうと思いました。

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なぜそもそもその店舗は赤字だったのか

要因はいくつかあると感じていました。

・賃料が高い
・店舗が老朽化していた
・社員の立場が弱かった
・利益率、売上共に高い商品の構成比率が低かった

賃料が高い

この店舗は、土地の持ち主であるオーナー様から、建物ごと借りている店舗の為、毎月賃料が発生していました。赤字の理由は単純に売上が悪かったわけではなく、そもそもの固定費が高すぎてペイ出来なかったということも原因の一つでした。

値下げ交渉は何度かしましたが、取り合ってもらえず、始めから厳しい戦いでした、、。

その分、駅近で立地は良かったんですがね…

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店舗が老朽化していた

建物がかなり古く、全体的に暗い印象。
二階建てにも関わらずエレベーターやエスカレーターがなく、駆体の構造上新設する事も出来ませんでした。

従業員も少ない店だったので、妊婦や小さい子供がいる方、足の悪い方の階段の上り下りを手伝うことも出来ず、お客様にはかなりご不便を掛けていました

更に2階にある女子トイレは一つ壊れており、そのまま放置

今時、そんな不親切な店行かないよね。

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社員の立場が弱かった

プロジェクト開始後、いざ店舗に入ってみると、社員よりパートスタッフさんの方が強く、社員が言いなり状態でした。

小売店にもかかわらず、お客さんの多い土曜日に従業員が少なく、聞いてみるとパートスタッフさんの希望休だとか。

若い社員は、歴の長いパートスタッフさんに逆らえなかったようです。

また、夕方以降はパートスタッフが減り、店舗に電話しても店長が事務所にいなければ、誰も出ない始末。

こりゃダメだ、、

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赤字の店舗を立て直すプロジェクトが失敗した理由は?

続いて、プロジェクトが失敗した理由を考えてみます。

・赤字になった要因のほとんどを拭えなかった
・プロジェクトリーダーの力が弱かった
・売場スタッフの協力を得られなかった
・スピード感を持って改革を進められなかった
・プロジェクトの目的が黒字化ではなかった

赤字になった要因のほとんどを拭えなかった

赤字になった理由であげた要因の全てを解決出来なかったことが大きかったと思います。

家賃の減額交渉は、関連部署が頑張ってくれましたが、微々たるもので殆ど変わらず。

店舗の老朽化についても、つぎはぎつぎはぎで対応しており、なんだかおかしな感じに。

絶対一回壊して1から作り直さなきゃだめなレベルでした。

従業員については、若い社員達も可哀想なので変えるべきでしたが、それもかなわず。

何一つ変わって無いじゃん!状態になりました、、。

店舗のレイアウトや商品構成は変わったんだけどね、、。

プロジェクトの目的が黒字化ではなかった

詳しくは言えないのですか、そもそものプロジェクトの目標が、黒字化では無かったのですが、赤字のままでは店舗自体が存続できないため、黒字化もあわせて目標にせざる終えなくなりました。

そもそも赤字の店舗にふたつも目標を持たせるのは無理があったよね、、
二兎を追うものは一兎をも得ず、、

現実可能な2つの目標ならよかったね。。。

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教訓として感じたこと

この時教訓として学んだのは、自分ではどうしようも出来ないこともあるということ。

元々分かっていたことではあったんですが、組織に所属していると難しいこともあるとひしひしと感じさせるエピソードとなりました。

どんなに、原因を提示しても、プロジェクトリーダーはのらりくらりとした発言しかせず、決断がどんどん遅くなり、時間的に間に合わないという結果に。

そのリーダー自体が係長クラスの役職者で、部長クラスに熱意を理解してもらえなく、協力を得られない

プロジェクトリーダーなのに全く決定力を持たせてもらえず、スピーディに動けなかったのも敗因の一つです。

もちろん最終的には、結果を示さなければいけないので、ある程度見た目上は、整った状態にはしましたが、中身がぐちゃぐちゃ(※従業員の統率など)

長くはもたず、その後数年で閉店となりました。

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他部署の先輩には、やる前から失敗するといわれていた、、

私は初めてのプロジェクトメンバーだったので、全然分かっていませんでしたが、他部署の先輩はそもそもの発足に問題があったと指摘。

若いパワーに任せたいと社長は言っていたものの、あまりにも役職の低い人をリーダーに据えた為、他の執行役員や部長達が協力をしてくれず、全く進まなかったんです。

プロジェクトの最中だけでも、役職を上げてほしかった…

リーダーの進め方も悪かったとは思います。
何でもじぶんでやりたいタイプの方で、他部署に仕事を依頼するのが下手でした。

今忙しいから自分でやって、と言われたら承諾し、その仕事を私に指示。
私は該当部署からやり方を聞いてそれを行っていました。

プロジェクトって、関連部署に情報提供を依頼して、分析するのが仕事じゃないかな??自分で情報作るところからやってたらそりゃ時間かかるよ…

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プロジェクトが失敗したポイントは

・プロジェクトの立て方、人員選別に難あり
・プロジェクトリーダーに決断権がない
・改装する予算が無い
・店舗従業員の入れ替えが出来なかった

そもそものプロジェクト発足の目的や目標が曖昧で、リーダーに決定権もなければ、予算も割り当てられない、かなり問題があるプロジェクトの作り方だったとおもいます。

私も若かったので、当時はよく分かっていませんでしたが、組織が大きければ大きいほど、簡単に身動きが出来ず、時間が掛かる事が多くなります。

決裁者の予定もあるから、話をするだけで、数日後なんてことも。

プロジェクトの様にスピード感をもって改革を進めたいときには、決済権をリーダーに持たせなけば、中々難しいとおもいました。

そして費用面もネックに。詳しくは書けませんが、元々あったある設備が不調でそれを直すだけで、何千万も掛かり、それ以外のものに予算が使えないという状態に。

プロジェクト立ち上げの前に調査しておけば、そもそも費用対効果が良くないので、プロジェクト化せず、閉店するという決断になったのではないかと思います。

…暗くなってきました。

これではサラリーマンのイメージが悪くなってしまう!良いところもあるんだよ!

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まとめ

あまりマイナスなことを言ってもしかたないので、それでは、どうしたらプロジェクトが成功したかを考えてみます。

・準備期間を認める
・採算がとれていても老朽化している事業はテコ入れする決断も必要。
・店舗の縮小も考えるべき
・従業員の入れ替えをすべき
・プロジェクトリーダーにある程度の決程権を持たせる

営業中の店舗だった為、改装にかかる期間も短くするように上から圧が掛かりました。1日閉店したら、○百万円の損失、、。

でも既に赤字だった店舗だったわけでそこは割り切るしかなかった気がします。

今回のプロジェクトにはPMOがおらず、公平に会議を進めてくれる部隊がいませんでした。なので尚更スピード感をもって改革がすすめられなかったんだとおもいます。

マラソンのタイムキーパーのような存在のは必要不可欠です。

また、最大の要因の一つが従業員の入れ替えを出来なかったことです。

どんなに優秀な人材でも、職人やエンジニアのような専門職でない限り、ひとところに長くいると、良くない影響を起こしやすいです。モチベーションがさがっていた従業員は早めに入れ替えるべきでした。

お客様との癒着とかも起きやすいしね.

以上がプロジェクトの失敗に当たって私が感じたコトです。

もし、これからこういったプロジェクトを進める立場にある方がいたら、上記の視点も取り入れて頂けたらと思います。

プロジェクトを作る経営層より、現場に近い従業員の方がはるかに現場を分かっています。

踊る大捜査線の名言、事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!ですね。

サラリーマンは組織の決定には逆らえないからね。

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